8/5(月)『直接行動の想像力』を読む@京都

 

昨年10月に刊行しました『直接行動の想像力 社会運動史研究5』を読み、議論する場を京都でひらきます。

 

本書では日本の社会運動とその歴史をとらえる一つの視座として「直接行動」に着目しました。直接行動とは、自らの必要とすることを他の誰かや何らかの間接的手段を通して訴えるのではなく、自分の身体や行動で直接に表現し、実現しようとすることです。いまの日本や世界の状況をみれば、直接行動の重要性はますます切実なものとなっているように思います。その一方で、直接行動というスタイルが抱えこむことになる「暴力」論をはじめとする論点についても丁寧な議論が必要です。

 

このイベントでは、近年とても大切なお仕事をされてきた影本剛さんと堀江有里さんをゲストスピーカーとしてお招きし、お二人の本書の読みや応答を伺いながら、参加者のみなさんと議論を深められればと思います。本書の編者(大野・小杉・松井)も議論に参加し、バックナンバーの割引販売も行う予定です。みなさんのご参加をお待ちしております!!

 

 

『直接行動の想像力』を読む@京都 

 

●日時: 2024年8月5日(月)18:30〜20:30 (開場:18:00)

 

●会場: Books × Coffee Sol.

       (https://www.bookcafesol.com 〒601-8005 京都市南区東九条西岩本町16-2 京都駅より徒歩10分弱)

 

●ゲストスピーカー

 

影本剛さん  

大学非常勤講師。著書に『近代朝鮮文学と民衆――三・一運動、プロレタリア、移民、動員』春風社、訳書に高秉權『黙々——聞かれなかった声とともに歩く哲学』明石書店、クォンキム・ヒョンヨン編『被害と加害のフェミニズム——#MeToo以降を展望する』解放出版社(共訳)、金賢京著『人、場所、歓待——平等な社会のための三つの概念』青土社など。

 

堀江有里さん  

同志社女子大学ほか非常勤講師、日本基督教団牧師。著書に『レズビアン・アイデンティティーズ』洛北出版、『「レズビアン」という生き方 ーーキリスト教の異性愛主義を問う』新教出版社、共編著に『クィア・スタディーズをひらく』第1~3巻、晃洋書房など。

 

●事前申し込み制: 席に限りのあるため事前申し込みを必ずお願いします。先着10名です。本書編集委員の大野(ono.glocol@gmail.com)まで、お名前を添えてメールにてお申し込みください。

 

●参加費: 無料。会場は素敵なカフェですので、飲み物などのご注文も可能です。